SLIM WALLET(スリムウォレット)

定番のスタンダードウォレットでも、できるだけ厚みを抑えたサイズ感で製作しておりますが、このスリムウォレットは更に薄くスリムに作られていて、長財布に抵抗がある方にも好評なサイズ感に仕上がりました。表は似ていても中身は異なる構造なわけですが、簡単に言うとお札の収納ポケットを1箇所減らしスリムにデザインしております。あまりお札を詰め込まず、カードで支払う事が多い方にはぴったりの財布です。牛革の質感や硬さを程よく残しつつも、長財布らしくない厚みと使用感を実現しているので、今まで長財布を避けてきた方に使ってみてもらいたモデルになります。


 

ガロンのスリムレザーロングウォレットは、その名の通り牛革製のスリムな長財布です。必要最低限の札、カード、小銭は収まるようにデザインし、それ以外は構造を極力シンプルにまとめ、それでいて使いやすい革財布を目指しました。スッキリとした構造で厚みを抑えており、分厚い長財布が苦手な方など、今まで長財布を避けていた方々にも意外と好評なシリーズです。長財布らしい程よい厚みは残しており、ステアハイドオイルレザーの経年変化も楽しめます。

他のロングウォレットと同様にガロンの拘りであり密かなポイントは、この革の断面の茶色です。一般的に黒い牛革は断面も黒く染まっている物が多いのですが、ガロンでは断面が染まっていない革を使用し、断面のみ染料で茶色に染色します。作業工程は格段に増え、手間と時間がかかるのですが、手に取ったときの印象と身に着けた時のイメージが、確実にワンランクアップします。長財布を敬遠していた方にも使いやすい雰囲気であり、アメカジスタイルにもはまり易いです。よく見なければ気付きにくい部分だからこそ、さりげなく拘る事が、カジュアルな雰囲気とおしゃれ度をアップする重要なポイントだと思います。

縫製には日本製の糸を使用してます。写真では白色の糸に見えるのですが、実際は生成り色です。写真の外周部分は一針一針手縫いで仕上げており、摩擦などにも強く温かみのある糸です。この糸の雰囲気がガロンのオイルレザーとも相性抜群で、ハンドメイドの質感を高めております。

財布の中パーツはミシン縫いで仕上げており、白色に見えますが、もちろん生成り色の糸です。1つの財布の中で手縫いとミシン縫いを使い分けている訳ですが、この中のパーツはミシン縫いで十分な部分なので、手縫いはしておりません。無駄に手縫いを施して値段を上げる事は避けたかったためです。以前9年ほど勤めていたレザーショップでの商品製作や修理対応の経験を生かし、手縫いとミシン縫いを使い分けて製作しております。

収納は、小銭入れが1箇所とお札用のポケットが1箇所。もちろん1万円札も入るサイズです。また、隠しポケットが小銭入れの裏側に1箇所あります。カード用のポケットなのですが、名刺も入る幅広サイズとなっており、クレジットカードなどを数枚まとめて収納できます。

札入れと反対側のフラップ部分にも、名刺サイズの幅広ポケットがあります。写真の様にクレジットカードや免許証、ポイントカードなど、様々なカード類を結構な枚数収納できるようになっております。その下側はフリーポケットとなっているので、お好みで収納してください。ただし、ここだけはポケットの仕切りがないため、折れたり曲がったりして困る大切なカード類は、入れないようにしていただきたいです。

特徴的な金具を使わない小銭入れを開いたところ。ジッパーやボタンを使わない構造でかなり便利です。たまに「小銭が落ちないですか」とのお問い合わせをいただきますが、様々な要点を押えて蓋が閉じるように成形しており、使いやすいと好評な仕様ですのでご安心下さい。1度使うとジッパー付きの小銭入れは不便に感じるはずです。

厚みのある長財布が苦手な方は、必要最低限の収納ポケットが備わったこのウォレットを試してください。見た目以上に豊富な収納力と、考えられた使いやすさに満足していただけると思います。

現在は受注生産のみで製作中

以前はレギュラーアイテムだったスリムウォレットですが、外観がスタンダードウォレットと似ており間違われやすいため現在は廃番となっております。ただ未だにホームページや過去のブログ記事を見られた方からの製作依頼が多く、現在はお問い合わせいただいた方にのみ受注生産で製作しております。WEB SHOPのウォレットのカテゴリーには掲載していないため、下記リンクからご希望のカラーをクリックして、お問い合わせ頂けるとありがたいです。